閉店間際によく聞く音楽、実は蛍の光ではない!? なぜ 真実は


買い物のスーパーや、パチンコ店など
閉店間際になって流れてくるのは決まって「蛍の光」
卒業式などでうたわれる「蛍の光」は
「蛍の光=別れ」というイメージがすっかり定着したんだと思いきや
あれは「蛍の光」ではない!?

閉店間際によく聞く音楽、実は蛍の光ではない!?

閉店間際によく聞く音楽、実は蛍の光ではない!?

であれば、NHKのテレビ小説「マッサン」で有名になった

「蛍の光」の原曲はスコットランド民謡 「オールド・ラング・サイン」ということは
知られていますね。

いや「蛍の光」原曲の「スコットランド民謡」は歌詞は違えど曲は同じなんですね。

スーパーや、パチンコ店の閉店間際の曲に歌詞や歌はついてませんし

BGMとして流れてくるので、、、

でも、これ、どう聞いても「蛍の光」のメロディじゃないですか?

閉店間際のBGMは「蛍の光」とどこが違うのか?

しかし、よく・よく聞いてみると

拍子が違うことに気がつきます。

『蛍の光』は 4拍子ですが

閉店間際によく聞く音楽は 3拍子です。

この3拍子の閉店間際の曲は『別れのワルツ』(”Candlelight Waltz”)
(古関裕而こせき ゆうじ・編曲)という曲らしいんですね。

この「別れのワルツ」は「哀愁」という映画で「主人公の2人がワルツを踊る」

シーンに使われた曲らしいです。日本でこの映画が公開されたのは1949年で、
映画とともに「別れのワルツ」も大ヒットした。

しかし、『蛍の光』と「別れのワルツ」似すぎてませんか?盗作??


ユージン・コスマン楽団 1956録音『別れのワルツ』


こちらは「蛍の光」4拍子以外全く同じでは??

 

そして、この別れのワルツ”Candlelight Waltz”が作曲者 古関裕而(こせき ゆうじ)氏ではなく編曲 古関裕而氏となっているところに注目してほしい。

別れのワルツ,古関裕而

「別れのワルツ」編曲者
古関裕而氏

映画のヒットで「別れのワルツ」をレコード化しようとした
コロムビアレコード当時音源がなかったため、古関裕而に採譜と編曲を依頼。

古関はこの仕事を完遂し、「別れのワルツ」はレコード化され、大ヒットしたわけだが

そのレコードにクレジットしてあった編曲者と演奏は
「編曲:EUGENE COSSMANN(ユージン・コスマン) 演奏:ユージン・コスマン管弦楽団」
とレコードに表記されていた。

つまり、作曲者は不明のまま?

そして洋楽レコードとして発売されたため、

人々はこれをEUGENE COSSMANNという人の作曲と演奏だと思い込んでしまったようだ。

実際には「ユージン・コスマン」なる人物は存在せず、

「古関裕而(こせき ゆうじ)」の名前をもじったものだった。

そうすると映画で使われた「別れのワルツ」は誰が作曲したのかという疑問が?

これは、実は映画で使われたのは

「蛍の光」の原曲の4拍子のスコットランド民謡「オールド・ラング・サイン」を

「哀愁」という映画で「主人公の2人がワルツを踊る」シーンに

使うため3拍子のワルツに変えて編曲しただけ、、、、というのが正解だ。

ユージン・コスマン楽団 1956録音
原曲はスコットランド民謡の「オールド・ラング・ザイン」
この曲は四拍子の「オールド・ラング、ザイン」をワルツ風にアレンジしたもの。 「 ウォータールー橋」を映画化した「哀愁」(日本公開1949年)のなかで使われた曲。­第1次大戦に従軍した 英国将校と、バレリーナが、空襲下のウォータールー橋で、めぐり逢い結ばれぬ悲恋の 物語。 二人が踊るラスト演奏にこの曲が用いられ、見る人の心にそのシーンを深く印象づけた。

つまり閉店の曲は「オールド・ラング・サイン(蛍の光の原曲)」の3拍子編曲版といったほうが正解かも

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