大塚家具,久美子社長の同族会社のノーサイドとは
前代未聞の親子対決があった大塚家具の株主総会
会社の経営権を巡って昨年の7月に社長を解任された娘・久美子氏が、また社長に返り咲き、父親勝久会長の退任が決議された。
久美子社長の提案に賛同したのは
- 出席した株主の61%
- 約10%を保有する大塚家の資産管理会社、「ききょう企画」
- 議決権助言大手の米ISS
親子の経営方針に対する違いが今回の対立を招いた
親子で争うのは異例中の異例
株主無視の批判
総会後の久美子社長の会見では
「総会が終わったらノーサイドだ」との発言があったとのことだが
ちなみに、「ノーサイド」とは
スポーツのラグビー用語。
激しくぶつかり合うスポーツのラグビーだが、戦い終え・試合が終われば勝ちも・負けもなくたら両軍のサイドが無くなって同じ仲間だというスポーツマン精神に由来する言葉であるが
あくまでもスポーツの上での話。
同族内、特に親子での任状争奪戦に発展した経営方針をめぐる父娘の対立を株主に判断を委ねるというのはいかがなものか?
総会の冒頭、久美子社長は会社提案について「企業価値を向上できると確信している」との発言をしたようだが
株主側からみると
株を買って大塚家のお家騒動に巻き込また感もあり
不安をつのらせた感が強い
「親族のために株を買ったつもりはない。会社の姿がどうあるべきなのかが問われるべきだ」と父娘の対立自体を批判する意見も出たらしい。
株主総会が終わればノーサイド??
大塚家具の企業価値からみると考えもののようだ。
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