トーベ・ヤンソン『ムーミン』醜い生き物と戦争 ムーミン 画像


生誕70周年を迎えるトーベ・ヤンソン『ムーミン』
ムーミンワールドの真実は「ムーミンパパの思い出」という絵で
タンペレ美術博物館にありました。いつも怒っている『SNORK(スノーク、とても醜い生き物)』や
戦争や葛飾北斎の神奈川沖浪裏に影響を受けたムーミン

ムーミン 画像

世界中で親しまれているムーミンMoominは
フィンランドの作家トーベ・ヤンソンの作品です。

そして、トーベ・ヤンソン作『ムーミン』は今年で70歳を迎えます。

ムーミン

切手の発売日は?予約は ムーミン切手記念イベントと押印

『ムーミン』は
もともとはトーベ・ヤンソンが書いた物語の挿絵です。

トーベ・ヤンソン ムーミン 画像

しかし、ムーミンの原型は「いつも怒っている醜い生き物」として
政治風刺雑誌にその原型が描かれていた生き物

それはいったい何だっなのでしょうか?
そして、その醜い生き物は
トーベ・ヤンソンによって
なぜ愛らしいムーミンになったのでしょうか?

醜い生き物 トーベ・ヤンソン"

その背景には
画家のトーベ・ヤンソンの知られざる苦悩がありました。

そしてムーミンの中で描かれる海と、日本関係とは?

いつも怒っている『SNORK(スノーク、とても醜い生き物)』として描いたものが

6cky90vs2

ガルムという雑誌の表示の右下に小さく書かれています。
この、表示にはヒトラーが描かれていて
この生き物は醜い戦争の象徴としてトーベが書いたものです。

ムーミントロール

小さなトロールと大きな洪水
戦争が終わって幸せな時代がやってくることを
願ってかいたのがこの
小さなトロールと大きな洪水でした。

ムーミントロール
トロールとはフィンランド語でお化けのことです。

しかし、時代が変わるごとに
ムーミンの姿も優しい表情に変ってゆきました。

初期のトーベ・ヤンソン作
ムーミンの絵には海や嵐、雨が書かれています。

その絵は日本の版画 葛飾北斎の神奈川沖浪裏、 の影響を受けています
ムーミンの小説は子供向けの作品のように見えますが、内容は必ずしも子供向けではなく

第二次大戦の戦中・戦後に執筆された初期の作品には、洪水や彗星の襲来など自然災害が繰り返し描かれています。
後半は平和とおとぎ話の体裁をとった純文学となっていますね。

トーベ・ヤンソンが伝えたかったのは
人生は厳しい、でもその困難を乗り越えれば必ず幸せはやってくる
勇気と希望だったのではないでしょうか

葛飾北斎,トーベ・ヤンソン

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ